本当にこのままでいいのか? ― 内向き志向が招く静かな衰退
「今は安定しているから大丈夫」と思っていませんか?
しかし、“安定”とは、変化のないまま時間だけが過ぎている状態かもしれません。
市場の変化、顧客の価値観の変化、そして予測不能な外部環境——危機はいつ訪れるかわからないのです。
経営陣が内向き志向である限り、組織全体はぬるま湯に浸ったサラリーマン集団へと変わっていきます。
自分の担当範囲しか見ない、責任を取りたがらない、新しい挑戦を避ける。
そんな空気が常識となったとき、組織の衰退は静かに始まっています。
例えば「営業より先に体制を整えなければ動けない」という準備優先の思考です。
万全な体制でないと始められない、という発想は、行動を止め、チャンスを逃す原因になります。
自ら新たな柱を立て、動きながら変化に対応する発想です。
体制や人材にとらわれすぎず、小さくても一歩を踏み出すこと。
そこにこそ、組織を変えるイノベーションの芽があるのです。
本当に、このままでいいのでしょうか?
いまこそ、経営陣が“内向きの殻”を破るときです。