安定経営の落とし穴 ・現状維持がもたらす未来とは
「既存のお客様だけで、毎年売上も利益も伸びている。安定していていいじゃないか。」
そんな声が、会社の中で聞こえてきます。
確かに、安定した取引先があるというのは、経営にとって大きな安心材料です。
でも、その安心に少しだけ危うさを感じることはありませんか?
社員の多くは「今がうまくいっているから問題ない」と考えています。
目の前の業務を淡々とこなすだけで、新しいことに挑戦する必要もない。
このままで十分だろう、という空気が流れている。
でも、その空気に甘えていると、気づいたときには手遅れ、なんてことも。
もし、取引先が業績不振に陥ったら?
突然の取引停止や条件の悪化が起きたら?
そのとき、どうやって次の手を打つのでしょうか?
新規のお客様を見つけようと思っても、これまでやったことがない。
営業の仕方すら分からない。
だから、途方に暮れてしまうのです。
現状維持の心地よさに浸り続けるのは、実は一番のリスクです。
少しずつでいい、「このままでいいのか?」と問いかけてみる。
そして、「何か新しいことができないか?」と考えてみる。
その小さな一歩が、これからの未来を大きく変えるきっかけになるはずです。